海外社会貢献者からのメッセージ
Q. 世界を活動の場とする社会貢献者にとって、この国はどのような場所ですか?
わたしの活動場所は首都マプートから少し離れたカテンベという所で、海側まで行けば対岸に首都のビルが見えますが、実際に行くのに時間がかかるので、首都は遠い世界のように感じました。
徒歩での移動がほとんどで、しかも足が埋まってしまうほどの砂地を歩いていたので、何のアスリートのトレーニング?というくらい筋肉モリモリになりました。初めはかなりの筋肉痛でした。
陸の孤島のような所で不便ですが、人々はとても気だてが良くて、働き者で、学ぶ精神が旺盛なので、一日の活動はあっという間です。徒歩でかなり時間が取られますが(苦笑)。
アフリカに実際に行って見聞きする情報と日本で得ていた情報には沢山違いがありました。日本でのアフリカに関する情報は、貧しい、可哀想、物がないというイメージを全面に出して、一方的に決めつけているものが多いように感じました。でも実際には、ある物で楽しみ満足している姿、幸せそうな表情、コツコツ働いて毎日食べるものを準備している姿など、私たち日本人が学ぶべきことが沢山ありました。私は彼らを心から尊敬しています。
大規模なボランティア団体は一時的な“物”で援助することが多いのですが、そうすることによって地元の方も自分たちは貧しいから援助してもらえる、という受け身姿勢が強くなってしまっているように感じます。本当に必要な助けは、私たちがいなくなっても自立していくこと、そして地元の人が地元の人を助けていくということです。私たち外国人も地元の人もお互いにサポートし合って一緒に助けあっていく、そういうスタイルでいけたらという思いでボランティアを続けています。
文化
Q. 現地の人々の気質や考え方にはどんな傾向がありますか?
特に女性たちは働き者です。ご飯の用意をするためにとても長い時間がかかりますが、根気強く、一つ一つ準備します。
一例を挙げるとこんな感じです。
ピーナッツを畑から取ってくる、茎から実を取る、干す、殻から中身を出す、臼で潰す、それからお料理に使う…。
市場で買った地元の野菜を使って、自分もお料理にチャレンジしてみました。つるのようになっていてその葉っぱと実を使って調理します。味はゴーヤみたいな感じでした。
実は二枚貝のような形をしており、大きさは10円玉くらいで、それを半分に包丁で切って中の大きな種をえぐりだします。なんと3時間弱その作業にかかりました(汗)。
でも食べたのはたった10分でした…(苦笑)。何事も経験経験…。ゴザを敷いておしゃべりしながら根気強く準備する人の姿があちこちで見られます。
私は色々な食物アレルギーがあるのですが、モザンビークでは自然のままのものが買えるので助かりました。大変なのは食材を仕入れる店を見つける最初のうちだけでした。色々なものを粉にしてくれています。大豆、キャッサバ、バナナ、サツマイモなどです。
南アフリカからグルテンフリー食品も沢山入ってきているので、専門店がいくつかあります。そこに行けば少し割高ですが、手に入れることができます。大抵は南アフリカ人や、ブラジル人がやっているお店です。日本よりも手に入りやすかったように思います。米粉パン、米粉パスタ、米粉パンケーキ、グルテンフリーのおやつなどが売ってあります。
モザンビークに住む前にタンザニアやウガンダにも滞在していたので、歩いているとアフリカの他の国の様に常に声を掛けられるのかなと思っていました。しかし、モザンビーク人に関しては、首都に住んでいる人を例外すれば、声を掛けられることはかなり少なかったです。
近所に住む子供達はすぐに私たちの名前を覚えて、知らない子でも人伝えで知っていて、イルマ○○!!!(女性の場合○○姉妹、男性の場合○○兄弟という意味)と遠くから声掛けしてくれます。ファーストネームだけで呼ぶことはほとんどしません。日本で言う○○「さん」という呼び方をします。
大抵はこちらから挨拶して話しかけない限り会話になりません。でも、道を聞いたり、話しかけたりすると喜んで話してくれます。
モザンビーク人はとても綺麗好きです。朝どんなに寒くても水浴びをしてから学校や職場に行きます。水のままの家もあれば、水に沸騰したお湯を入れて温かくしてから浴びる家もあります。もちろん夏場は帰ってくるとすぐ水浴びをします。ちょっとしたお買い物に行く前にも水浴びしてくるー!!と言う子もいました。
友達に「今から行ってもいい?」と前もってコンタクト取ってから行っても、実際に着くと今から水浴びするからちょっと待っていてと言われ、待たされるということもしばしばです。
日本のようにクーラーや扇風機があるわけではないので、暑いとすぐに汗をかきます。それで、人と会う時には特に綺麗さっぱりしてから、という礼儀があるのかもしれないですね。
Q. 現地の食文化はどのようなものですか?
主食は、シマというトウモロコシ粉を炊いたものや米、キャッサバです。
付け合わせで、サツマイモや、カボチャ、キャッサバの葉っぱを調理したものを食べます。ご飯や野菜の味付けにほとんどココナッツをいれます。私はアレルギーがあるのでほとんど食べられません。
もし主菜があれば、それは鶏肉かお魚を焼いたものです。私の大好物はやぎのシチューです♡ 一度は食べてください。飲み物は温かい紅茶か、蛍光色のついた炭酸ジュースが多いです。
Q. 現地の人々はどのような生活習慣や宗教観を持っていますか? 現地特有のマナーなどはありますか?
宗教は大体カトリックです。とはいえ、アラブ系の移住者も多いので、ムスリムもいます。地元の伝統宗教もあるので、いやし、霊媒術なども多いです。夜になると太鼓の音がすることがよくあって、あっまた始まった…という感じです。問題が解決されず、沢山のお金だけ取られて困っている人もいました。
女性たちはカプラーナという万能の布を持っています。アフリカ各地で呼び名は違いますが、だいたい同じようなものを使っています。腰に巻いたり、赤ちゃんを背負ったり、荷物を入れたり、長距離を歩いた時に汚れた足を拭いたり、とにかく万能です。
首や肩の出ているトップスなど着ていても気にしないのに、なぜか訪ねてきたお客さんに応対する時には、ちょっとお待ちくださいといってカプラーナを巻いてくる…という感じで、なんか礼儀のようなものがあるのだと思います。洗濯物には1枚以上は干してあります。
カプラーナには色んな柄、色の生地があります。女性の日という祝日の前はみんなが買いに行っていました。あまりの人に人気のお店は入場制限していました。生地ばかりのお店がズラ〜っと並んでいます。
好きな生地を選んで、それぞれの行きつけの仕立て屋さんに持って行って、そこで自分の好みのデザインを選び、服に仕立ててもらいます。既製品とは違うので、世界で一つの自分だけのお洋服を作ることが出来ます。
余った生地を頭に巻いて素敵なターバンにしたり、肩からかけたり、三つ編みにしてヘアーアクセサリーのようにつけることもします。思い思いのステキなオシャレを楽しみます。家族でおそろいにしたり、夫婦でペアルックにしたり、見ているだけで楽しめます。
女性はウィッグをつけたり、エクステをしたりして、ヘアスタイルを素敵にします。女の子は4〜5才になるとナイロンで作った人工の髪を巻きつけたり、編み込みを始めたりするのですが、それがあまりに痛いので最初は泣きながらやるのだそうです。そうやって大人の階段を登るんですね…。特別な日には顔にペインティングをしておしゃれをします。白のペインティングがとっても素敵です。
気候
Q. 現地はどのような気候ですか? 健康維持のために気を付けるべきことはありますか?
雨季から乾季に入る頃には、雨がスコールのようにザーッッと激しく降ります。とはいえ、日中は降っても1〜2時間で、まとまった雨が降るのはほとんど夜です。バケツをひっくり返したようなすごい勢いの雨がトタン屋根に吹き付けるので、すごい音です。
夏は日差しがとても強いです。洗濯機がないので、たらいで洗って干しますが、絞るのがとても大変です。ですが、水がポタポタ滴ったままでも乾きます。厚めのタオルでも2〜3時間で乾きます。
温暖化の影響により、近年は雨季でもほとんど雨が降らないので、農作物も枯れてしまうことが多いそうです。
地面は砂でとても暑く、日差しも強いので、水分を定期的に沢山取ることが必要です。日本から持って来た水筒や、頑丈なペットボトルが重宝します。
水は必ず自分がいつも飲んでいる水を持っていくことをオススメします!!私は当たったことはないですけど、一般の家で出してくれる水は大抵透明ではありません。道を歩いていると所々にある小さなお店でも買うことができます。
Q. 現地特有の風土病はありますか? 健康維持のために役立つ対処方法はありますか?
マラリアにかからないように、日本から蚊除けのワンプッシュスプレーを多めに買って行きました。夜寝る前にスプレーするのですが、翌朝たくさん死んだ蚊が落ちているので、かなり効いているのだと思います。
蚊帳も日本から持って行くのがいいです。地元でも買えますが、持って行った方がすぐ使えるのでオススメです。
蚊除けスプレーは肌が荒れるので、アウトドア用のエッセンシャルオイルを使っているものや、ハッカやユーカリなど蚊の嫌がる匂いのオイルを使うこともできます。
私たちは外国人なので、現地の方と同じようにしていると体を壊してしまいます。元気に楽しんで過ごせるように、帽子、日傘、サングラス、日焼け用の手袋、靴下、日焼け止めなどを使い、出来るだけ肌を保護するといいと思います。
露出している肌の面積が広ければ広いほど、思わぬところで引っ掻き傷を作ったり、怪我をしたりしてしまい、病気になるきっかけを作ってしまいます。めんどうくさくても、暑くても、リスクを減らすことが大事だなと感じました。
私たちは自費ボランティアなのでつい節約癖が出ます。もちろんそれも大切ですが、体調を崩して、高い医療費で滞在日を減らしてしまうのは残念です。海外生活の初期に学んだことですが、治療費にお金をかけるくらいなら、元気に過ごせるように少し贅沢と思える美味しいものを食べることも大事だと学びました!心身ともにチャージ出来るので、大切なことだなと感じます。
自分の趣味を楽しむための道具もぜひ持って行って下さい。私は大好きな音楽とソーイングセット、調理器具を海外生活の七つ道具の中に入れています!
疲れたら惜しまず好きなことをする時間を取ることもオススメします!!地元の人と一緒に踊ったり歌ったりする時間を取ると、楽しすぎてあっという間です♪
周りが真っ暗なので、天の川銀河見て感動できます。蚊がいっぱいいるので、じっくり見る機会も多くはありませんが、感動はストレス軽減になると言われているので、身近にある物を観察するのは助けになります。
言語
Q. 現地の人々はどのような言語を用いていますか? 外国人にとって、現地の言語を学ぶ際に、どんなハードルがありますか?
カニマンボ!!(ありがとう) ホヨ ホーヨ!!(どうぞ〜)
モザンビークには公用語であるポルトガル語の他に20ほどの言語があるそうです。カテンべには、ポルトガル語、シャンガナ語、ロンガ語を使ってボランティア活動をしているグループがあります。
年配の方だと、現地の言葉しかわからないという方もいましたが、大抵はポルトガル語が分かったので、それでコミュニケーションを取りました。ただ、とにかく聞いたことのない言い回しや発音が多く、ちんぷんかんぷんでした。
でも、笑顔でいることや、話を聞こうとする姿勢を示すこと、面白いなと思った音が聞こえてきたらメモをして、後で友達に聞くようにします。現地語の簡単な挨拶を学んでおいて、出来るだけ毎日使います。
たとえ長く話ができなくても、現地語の挨拶だけでも盛り上がることは確実なので、上手にモチベーションがキープ出来ます。何か読んでとか言われた時は、出来ないよ…ではなくて、わからないから教えてくれる?と言いながら、間違ってでもチャレンジすることが大切です。助けてもらえる時には遠慮なくドンドン頼るようにすると、地元の人との距離も縮まる機会になるかなと思います。
“間違いは相手の笑いを取れるチャンス!!”と思って失敗を恐れず、恥を捨ててやっています。出来なさすぎて心が折れそうな時もかなりあります。でも続けていれば、周りの人の心はグッと掴めます!!
生活
Q. 現地の人々の生活水準はどうですか?
わたしの活動エリアでは、高収入の方もいますが、基本的に生活水準は低いです。自給自足でやっています。大抵のお家では薪で炊事です。ガスを買えるお家は少ないです。
おやつはサトウキビをしゃぶったり、キャッサバを生で食べたり、日本で言う駄菓子屋さんのような小さなお店で、指や口の周りが真っ赤になるほど着色料の入ったスナックなどを買って食べています。
貧しくても、アイロンなどはちゃんとかけて着ています。私もアフリカに来てから、アイロンがけや、靴磨きに注意を払うことを学びました。彼らは、たとえ持っている物がそれほどよくなくても、汚いままにしておくのではなく、よく手入れをしています。
Q. 現地の人々の教育水準はどうですか?
日本でいう小学校低学年と中学年は午前中に、高学年と中等学校生(日本でいう中学生と大体同じ)は午後学校に行っています。
中等学校卒業後は準大学や専門学校へ進む道もありますが、大抵は中等学校卒業の16歳までの教育で終わっています。
最近は小学生のうちから英語も授業に入っているそうです。みんな勉強が好きで、楽しそうに通っています。
Q. 現地の治安水準はどうですか? 外国人が特に気を付けるべきことはありますか?
カテンベはとても安全で、夜21時頃でも誰かと一緒であれば大丈夫です。でも、あえて夜の時間に出かけたりして危険を冒すことはしません。
言語があまりできない私は、昼間でも一人では絶対にボランティアに行かないこと、日が暮れる前に家に戻ることは徹底しました。過信しないこと、危険にさらされるような行為はしないこと、そのような場所には行かないことです。地元の人、特に同じボランティアに参加している人の意見を参考にすることは大切です。
そんなに神経質にならなくても…とあんまり真剣に考えていない人の話は、聞き流すくらいがいいと思います。自分の身は自分で守ってください!
どんなに安全な地域にいても、私たちは一目で外国人だということが分かります。それゆえターゲットになりやすいので、常に警戒が必要だと思います。人々は、アジア人=お金持ちと勝手に思い込んでいます。
どんなに気をつけていても、盗難や嫌な思いをすることもあります。
細かい点かもしれませんが、外国人だけでは絶対に行ってはいけないエリアに近寄らないこと、お金の出し方、荷物の持ち方などに細心の注意を払うなら、嫌な思いすることを最小限にすることができ、現地のボランティア活動を楽しむことができます。
多くのボランティア団体では、現地の情報などを集めて、外国人が行かないようにしているエリア、行っても良いエリアを教えてくれているので、それに従うことも命を守るために必要なことだと言えます。
Q. 現地の住居や住環境の様子どうですか?
私とルームメイトは、同じボランティアに参加しているモザンビーク人の大家さんの家を借りて住みました。キッチン、バスルーム、部屋が2つです。
アフリカ人は目が良く、近所の人のこともよく観察していて、知っていることをすぐに仲間に話します。当然、彼らに悪気は全くないのですが、情報が時には悪い人の耳にまで伝わってしまうことがあります。
それで、不必要に自分たちの家にあまり知らない人を招き入れたり、持っているものを見えるところに置いたりしません。狙われるリスクを出来るだけ避けます。少し家賃が高かったとしても、安全面で安心できるところに住むのは賢い選択と言えます。
Q. 現地の生活インフラ(水道・電気・ガス・インターネット)はどの程度整っていますか?
水道は断水になることもあるので、常に大きなバケツや、ペットボトルには水を入れておきます。
温水シャワーを付けられなければ、夏は暑いうちに入ります。冬はさすがに寒いので、鍋にいっぱいのお湯を準備し、たらい半分の水で割って入ります。日本ではシャワーを無駄使いしてしまいますが、たらい一杯で十分に綺麗に出来ます。資源を大切にしなくては…といつも原点に戻れます。
電気は携帯で買うことができ、買った分だけ使うことができます。なくなるといきなり停電になって、今日は停電か…と思っていたら、うちだけかぁ!!!!なんてこともたまにあるので、周りの家を観察すると停電か自分たちの家に問題があるか知ることができます。
インターネットは、繋げる自分の希望するプランを選択して買って、その通信量を使うことが出来ます。
ただ、通信状況はいいとは言えず、たとえ近くにインターネットの電波塔が建っていても、電波が来ない日も多いです。インターネットはサクサクいかないのが普通です。
データ通信量は、いっぱい買ってもあっという間になくなるので、電話をしたり、メッセージを確認したりする時だけ、ONにします。ダウンロードは日本にいる間にしておいた方がよいです。現地に行ってからダウンロードするとすごく時間がかかりますし、すぐになくなります。
ガスは他の地域と同じようにガスタンクを持って買いに行きます。空でもかなり重たいので、車を持っている友達に頼まなければなりません。ある時は友達が頭に乗せてバス停まで持っていってくれて、街の近くまで一緒に買いに行ったこともありました。一回目は少し費用がかかりますが、二回目以降は中身の代金だけになるので少し安くなります。
Q. 現地のレストランやファーストフード店、露店など食品を扱う店の衛生状態はどうですか?
レストランやファーストフード店は、基本何を食べても大丈夫です。
露店の売り子さんが売っていたのは、塩茹でしたピーナッツ、焼いたカシューナッツ、果物、ゆで卵などです。小腹が空いている時によく買って食べていました。問題なかったです。
Q. 生活に必要な安全な飲用水はどのように調達しますか?
水道水をそのまま飲めると思います。最初はちょっと変な味がしたので、気になって沸かして飲んでいましたが、その後はそのまま飲んでいました。アメーバや腸チフスの話も聞きません。
とはいえ、外出先では水は必ず買います。蛇口から直接飲むことはしません。
Q. 現地の交通事情や交通機関の様子はどうですか?
私の活動エリアでは、三輪車、バイク、車のタクシーはほとんどありませんが、街へ行くと沢山いろいろな交通機関があります。
わたしの主な交通手段はバスです。10分ほど歩いたところに、バスが来るバスターミナル?のようなものがあります。時刻表があるわけではなく、街や船場まで行き来しているバスが来るタイミングで乗るという感じです。
出発は人がいっぱいになってからです。12人乗りのワゴンに20人以上乗ることもあります。でもお互いに助け合うので、小さな子供を先に乗っている人が抱きかかえてあげたり、大きな荷物を持ってくれたり親切にしてくれます。
降りる時は、“バラージ!!”と大きな声でドアの開け閉めをしている人に言うと、バス停で停まってくれ、降りることが出来ます。もしバス停の名前しかわからない場合は、乗る前に○○で降りたいとお願いしておくと、そこで降りられるようにしてくれます。
週に一度は必ず食料品や日用品を買うために、朝7時頃に家を出て、街まで行きます。モザンビークに着いた当初(2019年1月)は、街まではバス→船→バスか、またはバス→バスという風に乗り換えなくてはいけないルートでしたが、中国の建設会社が立派な橋を掛けてくれたおかけで、それから急速に交通手段の選択肢が増えました。船を使わずにバス→バスの乗り継ぎだけで行けたり、タイミングが良ければ街まで直通で行けるようになったりしたのです!!!
街に行くまでのバスや船のタイミングが合わないと、往路だけで1時間半以上かかることもありました。バスも船もさすがに人数制限があるからです。しかし、街までの直通バスにうまく乗れると、なんと往復で45分だったこともあります。バスに乗っている時間だけです。早い!!
1週間分の食料なので1人10〜15キロ近く持ちます。リュックを背負った肩や荷物を持った腕はあちこち鬱血していました。本当に大変だったので、バスが充実するようになって本当に嬉しかったです。
Q. 現地の医療水準はどうですか? 医療費は高額ですか?
地元の病院は基本無料で受けられるそうです。でもすごく待つと言っていました。
高いですが、中国人などの外国人がやっている病院に行くこともできます。
私は検査のために、検査専用のクリニックに行っただけですが、その検査代がすごく高い上に、検査結果を取りに行くだけでも時間がかかって大変でした。
執筆者:Luz
執筆年月:2021年7月