海外社会貢献者からのメッセージ
Q. 世界を活動の場とする社会貢献者にとって、この国はどのような場所ですか?
イタリアはG7やG20に参加していることからもわかるとおり、経済や文化における先進国で、世界に大きな影響力を持つ国家の一つです。
世界的に有名なファッションブランドや自動車メーカーなど、高いブランド力を持つ企業が数多くあると同時に、ワインや料理、家具、楽器、手工芸品、歌劇、映画、絵画など、規模の大小を問わず世界に影響を与える文化の発信地でもあります。それに加え、古代ローマ帝国の名残を残す遺跡や中世イタリアを味わえる数々の建築物、豊かな自然も魅力で、毎年数多くの観光客が訪れます。
私が活動するイタリア北部の都市ミラノや、となりの州都トリノでは工業化が進んでいますが、南部では農業や観光業が中心となるため南北の経済格差が進み、仕事を求めて多くの人が北イタリアにやってきます。これはイタリア国内だけでなく、ルーマニアやポーランド、また中東諸国や東南アジアからの移民も含まれているため、北部には多くの外国人が滞在しています。アジアでは中国系やフィリピンからの移民が多く、日本人もイタリア全土に8,000人ほど住んでいます。
こうしたことを背景に、外国人への通訳や難民支援、農作業や清掃などのボランティア活動を行いながら、国際交流を楽しむ人もいます。私はイタリアの文化発信を中心に、様々な支援を主に日本人向けに行っています。イタリアの恵まれた気候・風土を感じながら、様々な国籍の人と交流できるのは、本当に楽しい経験です。
言語の習得が好きで、いろんな国の人と交流してみたいという方にとっては、多くの可能性を秘めている国だと感じます。
文化
Q. 現地の人々の気質や考え方にはどんな傾向がありますか?
イタリア人は明るくて陽気です。あまり細かいことを気にせず、失敗しても考え続けてくよくよしたりしません。人懐っこくてジョーク好き、楽しいことや賑やかなことが好きです。また小さな子供やお年寄りにとても優しく、交通機関で席を譲ったり、大きな荷物があればさっと手を出して手伝ったりしている光景をよく目にします。
時間の感覚は日本人からするとルーズで、約束の時間を守らないことは頻繁におきます。これは個人レベルでも企業レベルでもあることで、個人商店の多いイタリアではお店が急に休みになったり、建設作業がなかなか進まなかったりすることもしばしばです。
また、とにかくおしゃべり好きです。イタリア人は声が大きく、街角でも店の中でも電車やバスの中でも、大声で隣の人や電話で話をしています。内容は特に深いわけではなく、今日食べたものや自分の気になっていることをお互いがただひたすら話すというものです。
基本的に考え方がポジティブでシンプルなので、「何を考えているかわからない人」というイタリア人はほとんどいないでしょう。
Q. 現地の食文化はどのようなものですか?
イタリア料理といえば世界の至るところで味わうことのできる美食で、日本でもピザやパスタなどがすぐに思い浮かぶことでしょう。温暖な気候と海に突き出たイタリアはまさに食材の宝庫で、イタリアの食料自給率は98%もあるそうです。
南北に長いイタリアは気候が地方によって異なりますし、近代まで都市国家が発展していましたので、それぞれの地域に名物料理が存在します。
たとえば、北イタリアのピエモンテ州では、ピエモンテ牛やトリュフ、ポルチーニ茸、パプリカなどを使った料理が有名です。私のいるロンバルディア州では、リゾットやカツレツが有名で、南のナポリを含むカンパーニャ州では、ムール貝や水牛のモッツァレッラチーズ、旨味たっぷりのトマト、干しタラを使った料理が有名です。
イタリアではレストランでの食事はやや高めですが、スーパーやメルカート(市場)での食材は安く、しかも南に行けば行くほど安くなるという傾向があります。新鮮な食材を使った地元の料理にワインを合わせて、家族や友人と一緒に食べるのがイタリアンの醍醐味です。
多くの外国人が暮らすイタリアでは、アラブ系や中国系のスーパーもあり、日本の米や調味料、豆腐や日本で馴染みのある食材も、ある程度手に入ります。
Q. 現地の人々はどのような生活習慣や宗教観を持っていますか? 現地特有のマナーなどはありますか?
イタリアには「バール文化」というものがあります。バールとは小さなカフェで、イタリアのコーヒー、「エスプレッソ」を提供する店です。ほとんどのバールでは、新鮮な生搾りジュースやパン、軽食も提供しています。
イタリア人は仕事に行く前や昼食時、夕方、仕事帰りなど様々な時間にバールに立ち寄り、マスターやそこに居合わせた人とおしゃべりしながらエスプレッソをクイッと飲んで、また仕事や用事に出かけます。イタリア人にとってバールに立ち寄ることは生活のリズムの一つで、大切な習慣の一つです。
またイタリア人は家族をとても大切にします。結婚していても実家が近ければ毎週のように親や親族とともに家で集まって、食事を楽しみます。ワインや自慢の料理を持ち寄って友人や家族とおしゃべりしたり、歌ったり踊ったりする「フェスタ」が一番の娯楽と言っても良いでしょう。
さらに、夏のバカンスをとても楽しみにしています。長い人で3ヶ月くらい休みを取り、実家に帰省したり、海や山の家を借りたりしてのんびり過ごします。
イタリアはローマ帝国時代からの歴史と、地理的にバチカン市国を含んでいることもあり、カトリック信者が多くいます。しかし定期的に教会に通っているという人は信者でも3割を下回っており、同棲や離婚についても否定的な見方をする人はほとんどいません。宗教的な建物や絵画を目にする機会は多いものの、人々の生活に宗教観が反映されているという印象は薄れています。
前述しましたが、イタリアはローマ帝国の衰退後、19世紀のイタリア統一の時代まで都市国家が発展してきたという歴史があります。そのため国民の気質に一定の共通性はあるものの、おおまかに分けると北と南の出身者で気質が異なるという、歴史的背景に起因する特徴があります。概して北と南はお互いにあまり良い印象を持っていないということが多く、彼らは自分たちの土地の文化をこよなく愛しています。彼らの出身地を尋ね、その文化を決して否定しないよう心がけるのは、イタリア人と過ごす上でとても大切なマナーです。
特にサッカーの話題になると熱くなることが多いので、ご注意を。
気候
Q. 現地はどのような気候ですか? 健康維持のために気を付けるべきことはありますか?
イタリアは地中海性気候に属する温暖な気候で、四季があるので日本とよく似ています。
南北に長い国土のため、地域によって気温に違いがあります。季節による気温の分布は日本と似ていますが、夏は気温が高くても湿度が低く、過ごしやすく感じます。とはいえ、北イタリアでも夏に40度を超す日があるため、一番暑くなる夕方の時間帯は無理をせず屋内で過ごしたり、こまめに水分補給をとったりする必要があるでしょう。また日差しが非常に強いため、サングラスや帽子など紫外線対策が必要です。日焼け止めはスーパーでも簡単に手に入りますが、イタリア人は日傘を使う習慣がありませんので、日傘を入手するのは困難です。
冬は雨が比較的多く、北部でも南部でも雪が降ることもあります。北イタリアは気温が低く、南に行けば気温が高くなるのは日本と同様ですが、南イタリアのシチリアであっても、冬にコートは必需品です。また冬はジメジメした日が続くことも多いので、クローゼットに入れた物や衣類のカビに注意が必要です。
Q. 現地特有の風土病はありますか? 健康維持のために役立つ対処方法はありますか?
特にありません。
言語
Q. 現地の人々はどのような言語を用いていますか? 外国人にとって、現地の言語を学ぶ際に、どんなハードルがありますか?
公用語はイタリア語です。人口約6,000万人のうち、およそ9割の人がイタリア語を話し、その他は地方で話される少数言語です。英語は、都市部の観光地やレストラン、ホテルなどで通じますが、田舎に行くと英語を話せない人が多いように感じます。また、話せたとしてもイタリア訛りがかなり強く、聞き取りにくいです。
中部地方トスカーナ州のイタリア語が標準とされていますが、地方によって方言が多数あり、その差が大きく感じられる言語でもあります。標準イタリア語を学び始めたばかりでも、ナポリやシチリア出身のイタリア人の発音を聞くと、すぐにその違いに気づくでしょう。
基本的に発音はローマ字読みで良く、単語のほとんどが母音で終わるので、日本人には比較的発音しやすい言語だと言えますが、アクセントは覚える必要があります。
ところが複雑なのは文法です。英語と同様、名詞には冠詞が付きますが、イタリア語の場合は名詞の性、数に合わせて冠詞や形容詞がそれぞれ変化します。さらに、数多くある時制に加え、条件法、接続法といった別のニュアンスを伝えるのに必要な文法とそれぞれの動詞の活用を覚える必要もあります。
こうして日本語の概念とは大きくかけ離れた文法とその複雑さに圧倒されてしまいそうになりますが、じっくり時間をかけて、ヨーロッパの言語の深みを知っていくという気持ちを持つことが大切です。
どの言語でもそうだと思いますが、間違ってもいいからどんどん覚えた言葉を使って現地の人と話すと、とても喜んでくれます。明るく陽気なイタリア人はきっと、「Bravo!(ブラーボ・すばらしい)」と言ってくれるでしょう。
生活
Q. 現地の人々の生活水準はどうですか?
イタリアの平均年収は、日本の約3分の2と言われています。しかも税金が高く、手取りはかなり少ないのが実状です。
生活費は北イタリアが最も高く、南に行くにしたがって安くなっていきます。ミラノの家賃の相場は東京と同じくらいと考えて良いでしょう。収入に対する支出の割合が日本より大きいため、貯蓄率が少ないという特徴もあります。
こうして書くと、富裕層を除いてみんな日本より我慢した生活をしているのかな?というイメージを持ちそうですが、実際はそれなりに豊かに暮らしている人が多いと思います。
友人や家族でシェアルームを借りて家賃を安く抑えたり、外食にあまりお金をかけず、安い食材で工夫したりして楽しんでいます。週末にみんなで集まってのんびり一緒に過ごしたり、テレビでサッカーを見たりと、お金をかけずに遊ぶのがイタリア人は本当に上手です。バカンスのためにお金はかけますが、旅先で派手にお金を使って買い物をしまくるという過ごし方はしません。
これらすべては「我慢している」という感じではなく、自然に楽しく遊んでいるという雰囲気です。日本人とは異なる価値観や感覚だからこそ得られるゆとりや豊かさだと思います。
Q. 現地の人々の教育水準はどうですか?
イタリアの学校制度は、幼稚園が満3歳から3年間、小学校は5年間、中学校は3年間、高校は5年間、その後大学という構成になっています。
北イタリアの小さな町、レッジョ・エミリア発祥の幼児教育法「レッジョ・エミリア教育」が優れた教育として世界中の保護者に注目されていることや、文化や芸術に関する数々の専門校が存在することからも分かるとおり、イタリアは教育にすごく力を入れているようなイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、教育制度は良いものの実際の学力は世界的に見ても低いという統計があります。この背景には、イタリアがコネ社会で、就職もコネがなければかなり厳しいという実状があるため、学校の途中退学者が多いことも要因となっています。
とはいえ、イタリア人の多くから芸術や美的感覚、研ぎ澄まされた感性が伸びやかに引き出されているのを見ることができます。これはレッジョ・エミリア教育の理念にも反映されているのですが、子どもが持つ可能性を十分に引き出す教育を、幼い頃から取り組んでいることに起因すると考えられます。
つまり、あらゆる分野を平均的に学ぶ画一的な教育ではなく、子どもの柔軟な発想を尊重しつつ、協同性を融合することで個人の得意分野や能力をぐんぐん成長させるという教育に力を入れているのです。
インテリアを上手に仕上げることや、派手な服をさらっと着こなす美的センス、情熱を持って物事に取り組む姿勢やコニュニケーション能力など、イタリアを魅力的にしている「人」という要素を形作っているのは、こうした教育背景があるからだと感じます。
Q. 現地の治安水準はどうですか? 外国人が特に気を付けるべきことはありますか?
不法滞在移民者による、外国人を狙ったスリ・ひったくりの被害が多発しています。特に日本人や中国人の旅行客を狙うことが多いため、大きなかばんやスーツケースを持って地下鉄やバスに乗る時には注意が必要です。
よくある手口としては、お腹の大きな女性を含めた2〜3人の集団が地下鉄などでターゲットと同じ車両に乗り込み、大きな物音を立てたり話しかけたりして注意を逸らし、その隙に仲間が貴重品を抜き取るというケースです。ショルダーバッグなどは必ず体の前に持ち、チャックは常に手でしっかり押さえましょう。急に話しかけられたりしても、決して手を離してはいけません。それほど混んでないのに、妙に周囲に人が多いと感じたならすぐに別の場所に移動しましょう。
日本人を狙ったひったくり事件もあり、ケガを負ってしまった被害者もいますから、夜に人目のつかない場所を歩くのは危険です。大都市であっても不法滞在者が多く住む地域がありますので、短期滞在でホテルやコンドミニアムを借りる場合には、安いからといって安易に予約せず、現地の情報をよく確認した方が良いでしょう。
観光名所や駅付近には大抵「ミサンガ売り」をしている外国人がいます。片言の日本語で話しかけてきては親しげに近づき、腕に勝手にミサンガ(刺繍糸でできたお守り)を巻き付け、高額なチップを要求してきます。
勝手に肩にミサンガを載せてきて、「いらない」と手で払い捨てたら「商品を台無しにされた」と因縁をつけ、やはりチップを要求するという手口もあります。肩に乗せられても勝手に捨てたりせず、相手にはっきり言って取ってもらうことです。
Q. 現地の住居や住環境の様子どうですか?
イタリアの住居は、都市部ではマンション形式、郊外では小さな集合住宅か一軒家です。築年数が数十年から100年以上の古いものもたくさんあります。
ミラノやフィレンツェ、ローマといった都市部では、日本の都市部とほぼ同じくらいの家賃相場と考えて良いと思います。だいたい月7万円くらいから12万円くらいで、20㎡くらいのワンルームからあります。敷金は3ヶ月分を契約時に支払うのが相場です。
賃貸物件の場合は家具付きが多く、食器やリネンが供えられている場合もあります。また暖房費だけが家賃に含まれている場合、光熱費すべてが含まれている場合、あるいは全くそれらが別になっている物件など様々です。学生にとっては家賃が高いのでシェアハウスも一般的で、2人〜6人で暮らしている人もいます。
賃貸物件の情報は日本と比べると少ないと思います。特に外国人が賃貸を契約するとなると、収入を証明するものや滞在のステータスが関係してくることもあり、正式に賃貸契約を結ぶとなると、ハードルはかなり高くなります。
コネ社会ということもあり、イタリアでいきなり不動産屋さんに飛び込んで希望の条件ですぐに契約できるというのは稀で、家探しにはかなり根気と覚悟が必要でしょう。
外国人向けのコミュニティサイトや不動産情報サイトに物件情報が掲載されていますので、こまめにチェックすると良いでしょう。
Q. 現地の生活インフラ(水道・電気・ガス・インターネット)はどの程度整っていますか?
先進国ですから、生活インフラは十分に整っています。下水も整備されていますので、トイレットペーパーも使えます。
電気の供給は適切になされていますが、建物や設備の老朽化でトラブルが発生し、マンション個別で停電するという事態は日本と比べて多いように感じます。もちろん、何日も停電したままということはほとんどありませんので、それほど心配しなくても大丈夫です。
ガスは建物によって供給されているところと、すべて電気だけで暖房や調理をまかなっている設備の家があります。電気だけの場合、シャワーのお湯は貯湯タンクに入っている分だけしか出ず、それが空になると冷水シャワーを浴びなければならないことになります。次にお湯が出るようになるまではしばらく待たなければならず、家族で暮らしている家では少し苦労するかもしれません。
インターネットは、都市部では光ファイバー、郊外ではADSLを契約することができますが、解約の手続きがかなり複雑な仕組みですので、日本のように気軽に契約するとあとで大変な思いをすることがありますから、注意が必要です。
携帯電話の料金は非常に安く、4Gでは動画再生に申し分のない速度が出ます。大手キャリアのプランでも月々1,200円程度〜、格安プランの会社だともっと安く使えるものもあります。たとえば月々のデータ使用量70Gまで、通話制限なしのプランが日本円で約800円程度というかなりお得な会社もあります。
Q. 現地のレストランやファーストフード店、露店など食品を扱う店の衛生状態はどうですか?
調理されたものは心配ありません。寿司店のように生ものを提供する店もありますが、衛生的に問題ありません。
Q. 生活に必要な安全な飲用水はどのように調達しますか?
イタリアでは水道水をそのまま飲むことができます。浄水器を使うと美味しい水が飲めます。しかし石灰分を多く含む硬水ですので、飲みにくいと感じたり、お腹の調子を悪くしたりする人もいます。
スーパーではミネラルウォーターが安く売っていますし、軟水を手に入れることもできます。500mlのペットボトルで、1本30円程度で購入できます。硬水が苦手な人はミネラルウォーターを買って飲むことをお勧めします。
レストランやバールでは、無料でお水が出てくることはないので、ミネラルウォーターを注文するのが一般的です。その場合は、1Lで約60円〜250円程度となります。
Q. 現地の交通事情や交通機関の様子はどうですか?
車が多く、また運転も荒っぽいので、道を歩くときや自転車に乗る時は十分注意が必要です。ただし歩行者優先の意識は高いので、車の往来が激しくてなかなか道路を横断できない、といったことはありません。
公共の交通機関は、都市部では鉄道、地下鉄、バス、トラムがよく整備されていますが、月に一度くらいストライキが実施され、時間帯によっては全く利用できないといったことがあります。ストライキは事前に知らされますので、出かける前に公式サイトの情報をチェックするのは大切です。
Q. 現地の医療水準はどうですか? 医療費は高額ですか?
イタリアの医療水準は日本と同等で、設備や技術に遜色はありません。突然のケガや病気の際には、救急車を利用して公立病院の救急室(Pronto Soccorso)にて受診することができます。
イタリアには国民健康保険があり、外国人でも比較的低額で加入することができます。その場合はホームドクターを指定し、まずはそこで受診をして、その後専門医が必要な場合は紹介してもらったり、薬を処方してもらったりすることができます。ただし、公立病院は予約が必要ですし、その予約もなかなか取ることができません。また公立病院や救急センターではイタリア語以外通じないことが多く、言語ができない場合は通訳をつけなくてはなりません。
私立病院は自由診療ですが、やはり予約は必要です。英語が通じ、設備も整っているところが多いですが、医療費は高額になります。ですからイタリアへの短期滞在の場合は、日本の留学保険や旅行保険をかけて、費用を気にせず受診できる体制を整える事が必要です。その場合は医療通訳もカバーされるよう、保険の種類を確認してください。
ちなみにイタリアでは、公的保険でカバーされる歯科医療はほとんど無いのが現状で、費用は全額負担、しかもかなり高額になります。歯科に関してはイタリアに行く前に、日本で治療をしっかり済ませると良いでしょう。
執筆者:Y.T
執筆年月:2020年8月