新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な蔓延と長期化に伴い、世界各地で活動する海外社会貢献者の方々も、生活、経済、ビザなど多岐にわたる問題に直面しておられます。こうした海外社会貢献者の現状を考慮し、当財団では「COVID-19 海外社会貢献者支援プログラム」を継続的に実施しました。
「COVID-19 海外社会貢献者支援プログラム」の内容:
■ 第一弾「海外社会貢献者緊急経済支援」
実施期間:2020年6月8日 ~ 2020年6月30日
COVID-19の蔓延に伴い、社会貢献活動を現地で継続する上で経済的な困難に直面しており、海外転出届提出により「特別定額給付金」を受け取ることができなかった海外社会貢献者への支援として、申請基準を満たした申請者(20か国、計71名)に「社会貢献者見舞金」一律5万円を給付いたしました。
■ 第二弾「海外社会貢献者一時帰国経済支援」
実施期間:2020年7月1日 ~ 2020年7月31日
COVID-19の影響で一時帰国が必要なものの、航空券の高騰、2週間の隔離費用、公共機関以外での移動に伴う出費などのために経済的な困難を経験しておられる海外社会貢献者への支援として、申請基準を満たした申請者(19か国、計153名)に「社会貢献者見舞金」最大5万円を給付いたしました。
■ 第三弾「海外社会貢献者活動継続支援」
実施期間:2020年9月13日 ~ 2020年9月30日
引き続き海外での活動を継続しているものの、COVID-19の影響で収入が減少している海外社会貢献者への支援として、申請基準を満たした申請者(19か国、計118名)に「活動の継続支援金」10万円を給付いたしました。
■「情報提供支援」
実施期間:2020年6月8日 〜 継続中(※情報提供支援は2023年4月に終了しました。)
海外で暮らす海外社会貢献者の方々が必要な支援情報をよりスムーズに入手できるよう、民間サポートや個人・家庭向けの支援についての「情報提供支援」を行っています。
今回の一連の「COVID-19 海外社会貢献者支援プログラム」実施により、世界各地の海外社会貢献者の方々から感謝のお言葉を多数いただいております。今後も当財団は、海外社会貢献者への実際的な支援を通して、当財団の活動目的である「地域社会の健全化及び人々の生活における質の向上」に包括的に寄与していきたいと考えております。