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各国情報提供

わたしの活動エリア「ブラジル」へようこそ!

海外社会貢献者からのメッセージ

ブラジルを代表する世界遺産 ー イグアスの滝

Q. 世界を活動の場とする社会貢献者にとって、この国はどのような場所ですか?

「太陽と笑顔の国」、それが私たちの活動しているブラジルです。南米大陸の中では一番大きな面積を持ち、唯一ポルトガル語を公用語とする国です。

「日本の足元を掘ったら、ブラジルに出る」と冗談で言われるように、ブラジルはこの地球上で、日本の正反対の場所に位置します。時差もぴったり12時間日本より遅れていて、「明日の朝8時に電話するね!」なんて約束すると、夜の8時に電話がかかってきて、びっくりすることも・・・。

ブラジルと聞くと、小麦色の肌に、黒い髪、白い歯のまぶしい人たちだけが住む国をイメージする人も多いかもしれませんが、なんのなんの そんなことはありません。ドイツ系、オーストリア系、ポーランド系などのいわゆる白人のブラジル人もたくさんいますし、日系、韓国系、中国系のアジア系ブラジル人もたくさん生活しています。それでもみんな ひとまとめにして「ブラジル人」なんですね。「ブラジル人とは何なのか?」という問いに、私はまだ答えを出すことができていません。

ブラジルはBRICsの一角を担う国ではありますが、様々な面で「都心部」と「田舎」の格差が非常に大きいのが特徴であると思います。経済、教育、医療、様々な分野で国全体の格差が2極化しており、少し車で田舎に足を運ぶと、「こんな生活をまだしている人がいるんだ・・・」と驚くこともあります。

ブラジルにおける活動内容ですが、例えば田舎には文字を読めない人も多く、そうした人に私たちポルトガル語を学んだ日本人が読み書きを教えてあげると、大変喜ばれることもあります。またどちらかといえば、出たとこ勝負のブラジル人に日本人の得意な「計画力」「組織力」を教えてあげるのも私たちの出来る貢献の一つだと思います。

さらに、サンパウロを中心に日系人が多く、ブラジルには190万人の日系人が住んでいるといわれていますが、100年以上の歴史を持つ日系人の2世、3世、4世といわれる人たちの中には、日本語を話さず、日本文化も知らない世代が増えてきています。現地の日本人会はそうした状況に危機感を募らせ、学校などで日本語、日本文化の普及に力を入れています。そうした学校にボランティアで参加することもブラジルでは求められている活動の一つとなっています。

ポルトガル語をあまり話せなくても、巨大な日系人のコミュニティーの中で教育や文化の分野で大きく貢献できるというのは、世界でも特異な存在ではないでしょうか。

文化

バイーア州モーホ・デ・サン・パウロ
ブラジルらしいトロピカルな海

Q. 現地の人々の気質や考え方にはどんな傾向がありますか?

私がこれまでブラジル人のみなさんと10年以上一緒に活動をしてきて気づいた特徴を以下にまとめてみます。あくまで私の「独断」と「偏見」ですので悪しからず・・・。

・笑顔が素敵!

日本では見ず知らずの人にニコッと笑顔を見せることはあまりありませんよね。そんなことすると、怪しい人かと思われてしまいます。でもブラジルでは、見ず知らずの人と道ですれ違うときに目が合ったり、スーパーで店員さんと目が合ったりすると、ニコッとしてくれます。やっぱり笑顔って素晴らしいものなんだなぁって、ブラジルに行くと改めて感じます。

・話すの大好き!

ブラジル人の「会話力」には心から尊敬します。(念のための補足ですが「コミュニケーション力」ではありません。自分が話し続ける能力です。)小さな子供から年配の方まで、話をさせると際限なく話し続ける「卓越した能力」があります。

日本人は自分ばかり話していると感じると、相手に質問したり、相手に話を振ったりしますが、ブラジル人の場合はこちらが何も言わなければ一人で何時間でも話し続けます。それも「息をしていないかのように連続で話す」ので、会話を切るのにも非常に高度なスキルが必要です。でもポルトガル語のヒアリングの勉強にはもってこいですね。

・計画よりも出たとこ勝負!

基本的に「計画する」という概念が薄いように思います。それは、常に不測の事態が発生し、計画を立ててもその通りに進めるのが難しいというお国柄、そして、どんな問題が起こってもその場で解決できるという自分の能力への信頼から来ているように思います。

日本人は「どうしようもない事態が生じないように」計画を立てますが、ブラジル人の皆さんは「どうしようもない事態などない。何が起きても神様の助けと自分の力で何とか出来る」という本能的な自信をお持ちです。そして、問題が起きても何とかしてしまうんですね。これは心配しすぎる傾向のある日本人が、ある意味 見習うべき部分ではないかと思えたりもします。

・「出来ること」と「してあげたいこと」の区別があまりない!

日本人は誰かに何かを頼まれると、自分にそれが出来る時間があるか、できる能力やお金があるかなどを考え、それから返事しますよね。それは、約束して果たせないことがかえって相手に迷惑になることを知っているからです。

ブラジル人の皆さんは、何かお願い事をするとほぼ100%「OK」してくれます。「いいよ!ぼくに任しておいて!」といった感じで、非常に頼もしい限りです。でも、お願いしていたことの約束の期限が近づいてきて確認すると・・・あれ?ってことがよく起こります。自分が「出来るか」どうか分からなかったけど、とにかくその時は「してあげたかった」ということですね。

誰か困った人がいれば、後先を考えずに「とにかく助けてあげたい!」と考えて、すぐに行動する、それがブラジル人の遺伝子です。熱いものをうっかり触ってしまうと、脳を介さず体が即座に反応しますよね。いわゆる「反射」というものですが、そうした「感情」と「行動」が直結する、反射的なブラジル人の愛、愛情、気遣いは本当に素晴らしいものだと思います。

これがブラジルのスタンダードですから、もしブラジルで生活することになったら、頼まれごとがあった場合、ぜひ最初の返事はOKしてあげてください。そこで、日本人的にあれこれ計算して断ると、かえって「冷たい人、親切でない人、愛がない人」と思われてしまいます。「できないかなぁ」と思っても、とりあえず快く受けて、しばらくしてから謝って断りましょう。それで別に気分を悪くするブラジル人ではありませんので。それがブラジルの文化です。

ブラジル人の魅力を書き始めると終わりがありません。ぜひ、ブラジルに行って現地の人々と生活をして、愛情深いブラジル人の魅力を体験してください。

Q. 現地の食文化はどのようなものですか?

ブラジルは国土が広く、様々な人種の坩堝ですから、それぞれの場所にそれぞれの食文化があります。海岸沿いの地域ではいわゆる「海の幸」を食べますが、内陸に入ると全くそうしたものは食卓に現れません。内陸部でも、冷凍サーモンなどもスーパーで売っていますが、目が飛び出る高さです。

しかし、この広いブラジルでどんなに場所が違えども、だれもが愛する食材があります。それは「お肉」ですね。日本でも「シュラスコ(ブラジル式BBQ)」という言葉が、ブラジル・ワールドカップあたりから定着してきていますが、ブラジル人は本当にシュラスコが大好きです。「シュラスコのない日曜日は日曜日ではない!」と言われるほど、毎週家族や友人を自宅によんで、シュラスコを楽しんでいます。

日本人からすればカルチャーショックなのですが、シュラスコでは一切「野菜」は焼きません。焼くのは肉のみです。肉をグリルの上に置く前に、まず大粒の岩塩を肉に振りかけ、肉に擦り込み、それから一気に炭火で焼きます。焼きながら、さらにペットボトルに入った塩水を肉の上から振りかけるのがブラジルスタイルです。

ご想像の通り、焼きあがった肉は「塩辛い!!」、本当に塩辛いです。日本人のようにタレを付けて食べたりしません。味付けは塩だけです。しかし、これがまたビールとよく合うんですね!私の妻は、初めてシュラスコを食べた日、夜中にあまりに口の中が塩辛くて目が覚めたほどです。

あと忘れてはいけないのが日本食の存在です。ブラジル全土で「日本食」は一つのブームになっています。ブラジル人と話をしていても「手巻き」「すし」「さしみ」「てんぷら」「やきそば」「ラーメン」などの日本語は普通にみんなの口から出てきます。

お箸を使って、日本食を食べるのが一つのオシャレになっているんですね。ただ、日本の味は期待しない方が無難です。根本的にお米の種類も、醤油の味も、味付けも違いますので、どんな日本食を食べても、「むむっ・・」という、言葉にならない感情が沸き起こります。「日本料理はやっぱり旨いなぁ」と言いながら食べているブラジル人の皆さんを見ると、さらに複雑な気持ちにもなりますが、これは「日本食」ではなく「日本風ブラジル料理」と考えたら、まだ気持ちは穏やかになるのではないでしょうか。

最後にお酒ですが、やはりブラジルといえば「カイピリーニャ」でしょう。これはサトウキビを蒸留したお酒「カシャッサ」、砂糖、そしてフルーツを専用の器に入れ、専用の木製の棒でフルーツを潰して果汁を絞り出し、それをみんなで回し飲みする感じです。アルコール度数は高いのですが、シュラスコの時には欠かすことのできない飲み物です。

ぜひ、ブラジルに行って、本場のシュラスコ、カイピリーニャ、そして「日本風ブラジル料理」を堪能されることをお勧めします。

ガウーショ・スタイルのシュハスコ(ブラジル式BBQ)

Q. 現地の人々はどのような生活習慣や宗教観を持っていますか? 現地特有のマナーなどはありますか?

・生活習慣

ブラジルは国土が半端なく大きいので、それぞれの地域に特有の生活習慣があり、すべてを取り上げることはできませんので、その中でも「共通項」を拾ってお話しします。基本的にブラジル人は早起きで、朝から元気ハツラツです。仕事で疲れて帰ってきても、友達とずっとおしゃべりしたり、自分の趣味を楽しんだりするなど、アクティブな生活習慣を持っていると思います。ただ、面白いことに雨が降るとそんな彼らも突然パワーダウンします。雨の日は、仕事がある人は別として、結構遅くまで寝ています。

握手とハグとキスは皆さんご承知の通りです。初対面でも愛情いっぱいのハグを惜しげもなくくれます。若い人からされることはありませんが、少し年をとった「おばちゃん」「おばあちゃん」クラスの方からは、仲良くなると頬っぺたにキスをされます。日本人は慣れないので、緊張しますね。ハグは基本的に男女問わず行いますが、相手の肩のどちら側に自分の頭を持って行くかを間違うと、顔が正面衝突してキスのニアミスが発生します。

食事も1日3食ですが、「王の様に朝食を取り、君主の様に昼食を食べ、乞食のように夕食を取る」と言われているように、朝・昼をたくさん食べて、夜はほとんど軽食のみといった食生活が普通です。夕食をメインで食べる日本人からすると、ブラジル人の家にホームステイなどをしていると、夜がなんだか「ひもじく」感じたりもします。

ブラジル人のコーヒー好きは皆さんもよくご存じと思いますが、一日中飲んでいます。とにかく新鮮なコーヒーにこだわりますので、一度入れて結構コーヒーが余っていても、すぐに捨てて新しいコーヒーを入れなおします。ちなみにアイスコーヒーという文化はありません(都心部では外国の影響でアイスコーヒーも飲む人がいると聞いたことはありますが)。どんなに真夏で暑くても、ホットコーヒーです。

まだブラジルに住みだして間もないころ、町のカフェに行ってウエイターさんに、「ホットコーヒーお願いします!」と言ったら、その人が怪訝な顔をするではありませんか。それもそのはず、ブラジル人にとってコーヒーとは例外なくホットコーヒーなのです!例えていえば、アイスクリーム屋さんに行って「冷たいアイスクリーム、お願いします!」というのと同じぐらい奇妙なことを言ってしまったわけで、あとで大笑いしたことがあります。

またコーヒーにミルクを入れる習慣もなく、基本的にブラックコーヒーです。しかしブラックだからといって安心してはいけません。この中には、想像を絶する量の砂糖が仕込まれているのです・・・。それを飲んだ時のノド越しといったら・・・、砂糖の甘さでノドが焼けるという貴重な体験することが出来るでしょう。

余談ですが、私たちが1年半くらい住んでいたサンタ・カタリーナではほとんどコーヒーは飲まれません。「シマハォン」といいますが、ほとんどの人は専用の木製の器にマテ茶のようなお茶葉を入れ、お湯を注ぎ、それを金属製のストローで飲んでいます。他のブラジルの地域と決定的に違うのは、それを回し飲みするということです。それも同じストローを使って!!

この地方では人が集まると、円形に座り、ホストがシマハォンを作り、まず自分が毒見とばかりに飲み切ると、さらにお湯を足してそれを自分の横の人に渡す、その人が飲み終わるとまたホストがお湯を入れて次の人に回す・・・それがエンドレスに続くのです。

限界が来る前に断らないと、お腹ちゃぷちゃぷ状態になり大変です。町中みんな飲んでいますので、初対面でも「どう?シマハォン飲む?」みたいな話になります。おじさん、おばさん、お姉さん、お兄さんたちと間接キスをする訳ですから、最初は少し気持ち悪くて断ったりもしていたのですが、相手のさみしそうな顔を見ると、やはり仲良くなるには飲むしかないと決意し、その後は飲むようになりました。南部ブラジルでしか見ることのできない珍しい習慣です。

最後にゴミ事情ですが、基本的に分別をしません。ごみを出していい日があるのですが、すべてのゴミを一緒にして(紙もビニールも空き缶もガラスも)、一つの袋に入れて、ごみの収集所に置きます。これはどうにも最後まで慣れませんでした。ごみを出すたびに何とも言えない罪悪感を感じたりしていました。

・宗教観

基本的にキリスト教の国ですが、カトリックといわれる伝統的な教会と、エヴァンジェリコと言われる比較的新しい教会が主流をなしています。カトリックは基本的に、1つの町に1つだけ大きな教会があり、日曜日が来ると家族みんなでそこまで礼拝に行くといった感じです。それぞれのカトリック教会は独立しているわけではなく、すべて組織的につながっており、ブラジル国内の大司教のいる教会、そしてバチカンへとつながっています。ミサに参加しても聖書を開くこともなく、牧師の話だけを聞いて、寄付をして終わりということが多いようです。

それと対照的に、エヴァンジェリコはそうした伝統的な体質のカトリックを批判し、聖書を本当に学びたい人が集まっている教会と言えるでしょう。ただ教会内の人気のある話し手が、自分を支持する人たちを連れて独立することが多く、町中にエヴァンジェリコ教会があふれています。当然、お互いの教会につながりはありません。

基本的にブラジル人は信心深い人が多いと言えます。ただ、聖書の正確な知識に裏打ちされたものではなく、文化や習慣から来る信仰心で、「困ったときには神様が自分を助けてくれる」という本能的な信仰のように思えます。そんなわけで、聖書や神様の話をするのは大好きなのですが、実際話をすると「神様はすばらしい!」「神様は最高だ!」「聖書は真理だ!」という決まりきった発言しか出てこず、なぜそう思うのか、何を根拠にそう言っているのかというような具体的な話にならないのが面白いところです。

・現地特有のマナー

大都市は別として、一般の町では「笑顔」と「あいさつ」は大事なマナーだと思います。町ですれ違うときも、「Opa!」とか「Oi!」のような日本語に訳しにくい言葉で簡単に挨拶してニコッと笑います。これは、町の皆さんと仲良くするために最低限のマナーだと思います。

誰かの家を訪問する時は、庭の門が開いていてもそこで一度止まって手をたたき、家の人が出てきて許可を得てから敷地の中に入るのが常識です。日本は玄関のドアにチャイムがついていることがあるので、勝手に門を開けて玄関のところまで行き、そこで家の人を呼びますが、ブラジルでそれをすると、不法侵入になり、下手すると警察を呼ばれます。初対面の人の家に何かの用事があって訪問するときは、どこからが私有地かをよく見定めて行動する必要がありますのでお気を付けください。

あと少し汚い話ですが、ブラジルは下水事情が非常に悪く、トイレにトイレットペーパーを流してはいけないのが常識です。自分の家や他人の家、さらには公衆トイレで用を足したときは、使ったトイレットペーパーを便器の横に置いてある、蓋つきの入れ物に入れます。決して便器に流してはいけません。トイレが詰まって大変なことになります。(経験済み)

気候

サンパウロ州アチバイア郊外
見渡す限りの広大な畑

Q. 現地はどのような気候ですか? 健康維持のために気を付けるべきことはありますか?

「ブラジルは1日に四季がある」とよく言われます。朝は極寒なのに、少しすると涼しくなり、太陽が昇ると真夏の暑さ、そして突然の大雨、さらに夕方は涼しく、夜は極寒・・・こんな日が多いです。つまり、日本のように、夏は朝も昼も夜も暑い、冬はずっと寒い、そうした私たち日本人の常識を覆すような気候なわけです。

ですから、出かける前の服装はよく気を付ける必要があります。うっかり薄着をして出ていくと、急に寒くなり風邪を引いたり、寒いから厚着をして出かけたら、すぐに暑くなってジャケットが1日中邪魔になったりした・・・などということがしょっちゅう起こります。

太陽の国と言われるだけあって、日差しの強さは半端ありません。1年中、季節に関係なく外出するときには日焼け止めを良く塗って、サングラスを持参することをお勧めします。ただ、湿気が少ない地域が多いので、どんなに暑い日でも日陰に入ると涼しく、時には寒く感じることもあります。そう言う点では、蒸し暑い日本よりは生活しやすいと言えるでしょう。

ブラジルは国土が広く、北部は暑く、南部は寒い、そんな一般的なイメージはありますが、この「1日に四季がある」という傾向は、よほど赤道に近づかない限り共通しているように思います。

Q. 現地特有の風土病はありますか? 健康維持のために役立つ対処方法はありますか?

ブラジルを代表する風土病としては、「黄熱病」「マラリア」「肝炎」「デング熱」「シャーガス病」などがあります。

「黄熱病」や「マラリア」、そして「デング熱」は蚊を媒介する病気ですが、なかなか蚊に刺されないようにするのは難しい話です。ブラジルは網戸というものがありませんので、窓を開けていると蚊がフリーパスで部屋の中に入ってくるわけです。また「A型肝炎」は食べ物や飲み物を介して感染しますので、防ぐのはなかなかに難しいことです。

そうしたことを考えると、出来る対応としては、しっかり予防注射を受けてからブラジルに行くことでしょうか。私たちはブラジルに移動する前に、黄熱病とA型肝炎の予防接種を日本で受けていきました。黄熱病の予防接種は、打てる場所が日本に数か所しかなく、完全予約制、そして打ってから10日しないと抗体ができないので、十分余裕をもって予防接種を受けに行くのが望ましいと思います。(A型肝炎の注射は期間を空けて2度打たないといけません)

日常の生活の予防方法ですが、基本的に日本人なら常識である、手洗い、うがい、怪しいものは食べない、井戸水は飲まない、肉や卵はよく火を通して食べる、などを行っていれば罹患する確率はずっと低くなると思います。

地元の人がデング熱やマラリアの蚊よけに使っているのは、「チョウジ(Cravo da índia)」の花蕾で、一袋数十円のものをスーパーで買って、それをアルコールに漬け込み、その液体を体にスプレーで吹き付けると効果的な蚊よけになるそうです。なかなかな臭いがしますが、自家製蚊よけスプレーを作るのも一つの方法かもしれません。

言語

パステウ(ブラジル式ギョウザ?)の屋台のメニュー

Q. 現地の人々はどのような言語を用いていますか? 外国人にとって、現地の言語を学ぶ際に、どんなハードルがありますか?

公用語はポルトガル語ですが、ブラジルには多くの先住民も住んでいるので、彼らの中では原住民の言葉がいまだに話されています。また、ドイツ系の移民が話すドイツ語の方言「Hunsrik(ブラジルで2番目に言語人口が多い)」、イタリア系の移民が話すイタリア語の方言「Talian」、また日系人が話す「少し昔の日本語」なども話されています。

ポルトガル語は基本的にローマ字表記で、書いてある通りに発音しますので、英語のように覚えないと発音できないといった難しさはありません。ただそうではあっても、成人した外国人が発音をネイティブなみのレベルにするのは並大抵なことではなく、ほぼ不可能と言っていいでしょう。でも少々発音が異なっていても、十分意味は通じますし、コミュニケーションは取れますので、あまり完ぺき主義に陥らないようにする方が楽しんで言語を学べると思います。

そもそも、ブラジルでは数多くの移民がポルトガル語を話していて、どの移民にもそれぞれの発音の癖があります。日系人の話すポルトガル語、ドイツ系の移民が話すポルトガル語、それぞれが全然発音もイントネーションも違うわけです。ですから、ポルトガル語を学んだ日本人が話すポルトガル語も一つの発音として受け入れてくれる、そうした「おおらかさ」があります。

英語圏の国に行くと、相手の言っていることが分からなくて何度も聞き返したりすると、「はぁ・・」みたいなあきれ顔をされて、それ以上説明してくれないこともありますが、ブラジル人はそんなことはしません。こちらが分かっていないと、分かるまで丁寧に言葉を変えて説明してくれます。言語を学びやすい環境ともいえるでしょう。

「ポルトガル語」とは言われていますが、本国ポルトガルの「ポルトガル語」とは発音や使っている単語、そして文法にかなり違いがあります。私は個人的に「ブラジル語」と呼んだ方がいいのではないかと思っています。

英語しか学んだことがない人が最初にぶつかる壁は、「動詞の活用の多さ」、そして「名詞に性別がある」ということでしょうか。これは覚えるしかないですね。何度も何度も、繰り返して覚えて、すぐ話す。変なことを言ってみんなから笑われても、その自分の失敗を笑える強さをもって、あきらめずに続ける。これしかありません。言語の習得に近道はありません。

ポルトガル語の文法を学ぶときに、一般的なブラジル人に聞くのはあまりお勧めしません。みんな言うことが違います。学校でもあまり学んでいない人がほとんどです。まぁそれは日本人も同じですよね。「私は行きます」と「私が行きます」はどう違うのか文法的に教えてほしいと外国人に言われても、同じ日本人でも説明が違うと思いますし、なんとなく使い分けているとしか言いようがありませんよね。

そういうことですので教科書を買って自分で勉強するか、言語学校の先生に聞くのが一番正確で早いと思います。ただし、ほとんどのブラジル人が文法的に正しいポルトガル語を話しているわけではないので、文法的に少し間違っているがみんなが使っている表現を覚えて話す方が自然な会話になって、コミュニケーション力は格段にアップします。

ごちゃごちゃ書きましたが、ポルトガル語を学ぶ上で大事なのは(ブラジル人に喜ばれるポルトガル語を話すために大事なのは)、「自分の失敗を笑える勇気を持ち、文法にこだわらずみんなが話しているポルトガル語をとにかく真似して話す」これに尽きると思います。

生活

首都サン・パウロの摩天楼

Q. 現地の人々の生活水準はどうですか?

日本の場合は、貧富の差が極端に目に見えることは少ないかもしれません。ほとんどの人がいわゆる「人並みの生活」を送っているからです。しかし、ブラジルはこの貧富の差が歴然としています。「富める者」と「貧しい者」の差が絶望的に大きく、貧しい家に生まれてしまったら、その生活から抜け出すことはほぼ不可能に思えます。

政府により月の最低賃金が決められていますが、それは1,000レアル(今のレートだと20,000円くらい)ほどで、そのレベル、あるいはそれ以下で生活している人が非常に多いという現状があります。きちんとした仕事に就けた人は「労働手帳」に雇い主のサインをもらえ、社会的な保障を受けることも出来ますが、ほとんどは保障のない「ビッコ」という日雇いの仕事をしている人が多いのも現実です。

貯金するという概念がなく、お金が入ればすぐにすべて使ってしまいます。それどころか、新しい仕事が見つかって、来月から給料が入ってくることが分かると、すぐにローンを組んで、テレビとか車とか家具とか高価なものを衝動買いするのも、国民性かもしれません。

ただ、お金の多寡が「ブラジル人の幸せ」の要因ではないようで、お金がなくても毎日笑顔で楽しく、そして助け合って生きているブラジル人を見ると、「幸せってなんなのだろう?」と考えさせられることもあります。

Q. 現地の人々の教育水準はどうですか?

比べる対象が日本しかないのですが、ブラジルの教育現場を見ていると、政府は意図的に国民の教育水準を低くしておきたいのではないかと勘繰ってしまいます。

初等教育は14歳まで行われますが、基本的に授業は半日だけです。午前の部か午後の部、そのどちらかです。宿題などは基本的になく、長期休みでも特に自宅の課題もなし。学校の先生に関しては、国家資格を持つ人もいますが、結構な数の教員資格のない教師が、1年ごとの短期契約で、自分の過去の職務経験だけで授業をしています。(例えば化学工場で少し勤務していたので「化学」を学校で教えることが出来るなど)

また、ある学校で教頭をしていた方にお話をお聞きしたのですが、政府が教員の給料をどんどん下げており、先生たちの教育に対する熱意ややる気が失われているとのことでした。

日本の学校と比較すると驚きますが、知識はあっても教員としての経験のない教師が、州立・市立の公的な学校で重要な基礎教育を子供たちに行っているということです。それも1年で契約が終わる不安定な存在で、給料も安いときて、そこまで教育に身が入らないのが現状でしょう。

しかし、ブラジル人の皆さんは、毎日の生活を生き抜く「知恵」と「経験」は家族からしっかり教えられています。自分で車を直したり、家具を修理したり、家の中の電気の配線を自分で直したり、大人になっていく中でそうした教育は家庭で教わっています。またブラジルは男性が食事を作ることができるケースも多く、そうした面では「生きた教育」を家庭で受けることが出来ているとも言えます。

そうしたことを考えると、複雑な計算や、歴史とか科学とかの知識はないかもしれませんが、自分のことは自分で何とかする知恵と経験を持ち合わせているケースが多いようです。そのあたりは一般的な日本人よりも自立できている部分があるのかもしれません。

ただ、何度失敗しても同じことを繰り返す様子を見ていると、「論理的な思考」「組織力」「計画し、それに沿って物事をやり遂げる力」に関しては、もう少し教育に力を入れてもいいのではないかと、私は勝手に思っています。(ブラジル人の皆さん、すみません)

早朝からにぎやかなフェイラ(朝市)

Q. 現地の治安水準はどうですか? 外国人が特に気を付けるべきことはありますか?

こればかりは「場所」と「時間」によるとしか言えません。日本でも同じですよね。いくら日本が安全といっても、深夜に危ないところを歩いていると、犯罪の被害にあってしまいます。ブラジルはそうした、危険な場所が日本より多いというだけで、そうした場所をきちんと避けていれば、そんなに犯罪に遭うこともありません。

安全そうに見えても、危ないところがそれぞれの町にはあります。例えば、靴が電信柱の電線に引っかかっている場所があって、面白そうだなと思っていたら、地元の友人から「あれは麻薬の売人がいるというサインだから、絶対に近づいてはいけない」と言われたことがあります。

やはり、まず地元の人に話をよく聞いて、そうした場所を避けることが一番大事だと思います。それに加えて、体の見えるところに高価なものを付けないということも常識かもしれませんが、必要です。時計、アクセサリー、スマフォ、財布、そうしたものは見えないところに隠しておきましょう。

もし残念ながら強盗に襲われてしまったら、抵抗してはいけません。すべて渡しましょう。それが命まで取られない、唯一の方法です。

Q. 現地の住居や住環境の様子どうですか?

これも場所によって全然異なりますが、地方の一般的な都市を前提として書きます。家賃は基本的に、500~800レアルの間が標準的な金額だと思います。日本円ですと、今のレートで1万円から1万6千円くらいです。

一軒家もありますし、マンションのようなものもあります。安全を考えるときちんとカメラがついていて、近くに他の住民のいるマンションがお勧めです。この家賃で借りることの出来る家の基本的な間取りは、台所に大きな居間、そして寝室や勉強部屋に使える部屋が2つほどのケースが一般的です。バーベキューのできるベランダがついている場合もあります。

そうそう、ブラジルのびっくりポイントの一つは、シャワーの水を電熱線で温めているということです。プラスチック製のボックスの中に電熱線が入っていて、そこに水が流れ込んで温まるという仕組みですが、シャワー中に温度を調整しようとして、変なところを触ると容赦なく感電します・・・。

また、湿気などにより電熱線の被覆が痛んでくると、そこから水が入り込み短絡して、ある時突然「ボンッ!!」といって火を噴きます(経験あり)。日ごろから電熱線の様子をきちんと見ておかないと、ショッキングな体験をすることになります。

水やインターネットが家賃に含まれているケースもあります。中には電気代も含まれている場合もあってお得です。基本的に大家さんは何かあってもすぐに動いてくれないので、水漏れがあったり、電気の調子が悪かったりしても、とりあえずは自分で何とかする必要があります。辛抱強さが試されるところですね。

日本と違って、音楽を大音量で聞く人も多いので、それは文化の違いということで受け入れるしかありません。一応法律では夜の10時以降は大きな音を出してはいけないことになっていますが、守っている人も少なく、ひどいときには夜中の3時くらいまで音楽と楽しそうな歌声が続くこともあります。

パラナ州アーヴェス公園
目を奪われる色とりどりの鳥類

Q. 現地の生活インフラ(水道・電気・ガス・インターネット)はどの程度整っていますか?

基本的にどんな田舎に行っても、町に住むのであれば「水道」「電気」「インターネット」「ガス」はあります。

料理に使う「ガス」が面白くて、小さなガスボンベを自分でガス屋さんから購入する必要があります。大体ボンベ1つで1,600円くらいしますが、夫婦の場合でしたら4か月ほど使えます。ただ問題なのは、ガスボンベにメーターとか付いていませんので、突然ガスが無くなることがあります。お客さんを呼んで食事招待しているときに、料理の真っ最中にガスが無くなるというハプニングもありました。ドキドキですね。

水道水も、大都市でなければ基本的に直接飲むこともできます。家賃に含まれているケースが多いものの、そんなに値段的に高いものではないようです。ただ、直接水道水を飲む人は少なく、水道の蛇口に浄水器などを取り付けて、飲んでいる家庭が多いと思います。

電気ですが、これがまた停電が多い!国土が広く電線の距離が長いからでしょうか、田舎の方の話ではありますが、雨が降ったり、強い風が吹いたり、雷が鳴ったりすると高い確率で停電になります。すぐ回復するときもあれば、一日中電気が来ないときもあります。夜に停電が起きると、町中の灯りが消え、きれいな夜空が見えるのでそれはそれで趣があっていいのかもしれません。

最後にインターネットですが、最近では光ケーブルも小さな町にまで届いているようで、通信速度は上がっています。しかし、やはりネットも突然止まったり、雨が降ると極端に遅くなったり、日本では考えられない現象が起きます。自分が何か報告する必要があるビデオ会議があると、ネットが落ちないかいつもドキドキです。値段は通信速度に従って、設定されています。100M/sだったら月額100レアル、90M/sなら90レアルといった感じですね。

Q. 現地のレストランやファーストフード店、露店など食品を扱う店の衛生状態はどうですか?

レストランやファーストフードのお店を利用して、衛生面で問題があると感じたことはありません。レストランは基本的に、ビュッフェ形式の店が多く、定額払って食べ放題か、大きな皿に取りたいだけ取って1kg当たりいくらといった形式のものがあります。お店の人は、きちんとマスクや帽子、手袋をして食材を扱っているので衛生的によく管理されているのかなと思います。

朝市やお祭りの時などに出店がたくさん出ていて、「パステウ(ミンチ肉や魚、チーズなどをパイ生地で挟み、油で揚げたもの)」「コシーニャ(ブラジル版コロッケ)」などが売られていますが、これまで食べてお腹が痛くなったことはないので、日本人の衛生基準にかなった管理はされているのだと思います。

基本的にブラジル人はきれい好きな人が多いので、衛生面では問題はないと思います。(ただし北部ブラジルの衛生状態のことは分かりません)

典型的なブラジル料理の盛り合わせ
肉、米、豆!!

Q. 生活に必要な安全な飲用水はどのように調達しますか?

少し「生活インフラ」の所でも書きましたが、基本的に大都市でなければ水道水を飲むことが出来ます。ただ、不安がある人は蛇口に浄水器を付け、ろ過してから飲むようにしています。私たちは日本から浄水器を持っていって、それで水道水をろ過してから飲んでいました。

店にはミネラルウォーターも20リットルくらいのタンクで売っていますので、それを自宅に置いてある専用のサーバーに設置して、飲料水としている家庭も多いようです。地面を掘れば井戸もすぐに出るみたいで、庭に井戸を掘ってポンプアップしている家もあります。でも井戸水にはいろいろな病原菌が含まれているようなので、飲まない方が無難だと思います。

Q. 現地の交通事情や交通機関の様子はどうですか?

大都市に近づくほど交通の便は格段に良くなります。ブラジルでも首都サンパウロは、巡回バス、地下鉄、電車、タクシー、モトタクシーなど交通機関は充実しています。

都心部の移動は地下鉄が断然便利です。距離に関係なく、チケット一枚でどこまでも行くことが出来ます。地下鉄と聞くと暗くて治安が悪そうに感じますが、サンパウロの地下鉄は明るくきれいで、普通に利用するだけなら危険な目に遭うことはそんなにないでしょう。車両の中には、電光掲示板があり、次はどこの駅か表示もされますし、車内放送もあるので迷うことはありません。

長距離を移動するときは、飛行機か長距離バスになります。サンパウロから飛行機に乗るのなら、グアルーリョス空港かカンピーナスのヴィラコッポス空港でしょう。国内線は、LATAM、AZUL、GOLなどが主要航空会社ですが、インターネットでチケットを購入して、スマフォに電子的なチケットが届きます。それを係員に見せて搭乗するだけ。簡単ですね。ただし、それぞれ担当の地域がありますので、移動先に合わせて使い分ける必要があります。

長距離バスを利用したいなら、サンパウロの場合「チエテー・バスターミナル」でしょう。ブラジル全土に向けた長距離バスが集まる巨大なバスターミナルです。私たちが住んでいたサンタ・カタリーナの町までは、チエテーからバスで20時間かかりました。時間があるときは、値段を安く抑えることが出来るので、長距離バスがお得ですね。座席はかなりの角度までリクライニング出来るので、快適な旅になります。

最近ブラジルで存在感を増しているのが、Uberと呼ばれるタクシーです。フマフォのアプリで簡単に呼ぶことが出来て、目的地までの金額がすでにアプリに出ますので、ぼったくりもありません。運転手の評価もアプリで蓄積されていきますので、悪質な運転手は仕事が出来なくなるシステムで、安全は担保されていると言えます。

私はブラジルで車を運転したことはないのですが、正直怖いです。酔っ払い運転は普通ですし、車に乗ると短気になってしまうのか、すぐに追い抜こうとする運転手が多いです。それに日本のように車検のシステムがありませんので、整備不良で突然走行中にタイヤがバーストを起こしたり、故障したりするため、日本よりはるかに事故に巻き込まれる確率は高そうです。友人の車に乗せてもらってもヒヤヒヤすることの連発で、ジェットコースターに乗らなくても、手に汗握る体験が出来ました。

基本的に自動車保険に入っていない人が多いので、もし事故に遭ったら運が悪かったとあきらめてください。なるべく事故に巻き込まれないように、細心の注意を払って、道を歩くことをお勧めします。(当たり前ですかね・・・)

ブラジル南部ならではの習慣 マテ茶(シマハォン)をどうぞ!

Q. 現地の医療水準はどうですか? 医療費は高額ですか?

ブラジルの病院は2種類あります。Hospital Públicoと呼ばれる、ブラジル人でも外国人でも誰が治療を受けても無料の病院と、Hospital particularと言われる有料の個人病院です。

当然無料の病院は貧しい人たちでいつもあふれています。私たちもブラジルにいる間に何度かお世話になりましたが、基本的に数人のドクターしかおらず、そのドクターがすべての病気を診察するので、診察や治療の質は当然低くなります。

また、待合室で数時間待つのも普通です。大きな病気をしたり、怪我をしたりしても、お金がない人はこのHospital Públicoにしか行けないので、腕の骨が折れて曲がっているのに、手術まで数か月間ほったらかしというのも珍しくありません。

個人病院に行けば、最新の設備もありますし、すぐに見てもらえます。しかし、料金がべらぼうに高い!日本のように国民皆保険ではありませんので、お金がある人は自分で「コンヴェーニオ」という保険に入って毎月掛け金を払い、病気になったときにその保険を使って支払いをするというシステムです。どちらにしても、お金がない貧しい人は、大きな病気にかかってしまっても、自分の手術の順番が来るまで自宅でただ待ち続け、その間に病気が悪化してしまうという、なんともやるせない現実がそこにはあります。

もしブラジルで生活しようと思っている人は、決して「無料の病院があるから、保険に入らなくてもいいや」とは考えないでください。無料の病院には風邪の時に行くくらいの位置付けで、大きな病気や怪我をしてしまったら、個人病院に行くのが最善です。そのために、少し値段は高くなりますが、しっかりした海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

保険によっては、クレジットカード海外旅行保険の期限が終わった後に、海外にいながらネットで契約が出来るものもありますので、賢くそうした保険を使って費用を安くするなどいろいろ方法はあります。

執筆者:赤い風
執筆年月:2020年9月

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